interview場長インタビュー
40年前の新規就農から、大木牧場が1700頭の
牛を飼養するまでになった背景とは
「目の前のことに、日々愚直に向き合ってきただけ」
成田場長
酪農というのは、1頭1頭に愛情をこめて、健康に育ってもらう為に、餌にこだわり、病気に気を使い、発情期を敏感になりと、細部に気を使い凡事を徹底し、あたり前のことをあたり前にやっていると、自然の摂理としてあたり前に頭数が増えていきます。
ただ、生き物が相手の仕事なので、いい事ばかりではなく大変なことも、もちろんあります。
なので、ひと言では伝えづらいんですけど、根っこに強いものがないと、凡事を徹底することや、当たり前のことを継続することが難しいんじゃないかなと思います。
その根っこの強いものというのが、反骨精神だったり、なにくそというコンチクショウ精神だったりするのかなと思います。
なので、ビジョンというよりも、そのような根っこに強い思いを持って、日々の業務に目の前のことに愚直に向き合ってきた結果が今に繋がっているんじゃないかなって思いますね
インタビュアー
なるほどー、壮大なビジョンというよりも、日々の積み重ねということですね。
ただ、コストをかけて、バイオガスプラントを導入するなど、環境面への配慮など、社会貢献というような目線もあるように感じるのですが。
(立派なことを聞き出そうと頑張るインタビュアー、、、)
(立派なことを聞き出そうと頑張るインタビュアー、、、)
「目の前の出来事に真剣に向き合っただけ」
成田場長
酪農業の大規模化とふん尿の問題は避けて通れない問題なので、その過程でバイオガスプラントを選択したということなんだと思います。
その結果の副産物として、温室効果ガスを排出させないなどのメリットがあるのだと思います。
目の前の問題の課題解決に真剣に取り組んでいるだけのような気がします。
インタビュアー
目の前の問題解決の結果が、地域貢献にもつながっているということですね。
労働力という点においては、どのような従業員さんとお仕事していきたいというお考えがありますか?
「経験者よりも、未経験者でもまっすぐな人と一緒にお仕事したい」
成田場長
もちろん労働力の削減のために、近年のトレンドでもあるロボットを導入するという選択肢もありますが、やはり酪農には人が大事です。
当牧場は、やはり創業からのおもいでもある、あたり前のことにまっすぐに愚直に作業をしてくれる、そんなスタッフと一緒にお仕事をしていきたいと思っています。
なので経験者とかには正直こだわってないですね、何せ当牧場は脱サラ夫婦が創業者ですから、未経験者でも真面目にまっすぐに牛に向き合ってくれるそんなスタッフだとウレシイですね。
そうですね、生き物が相手のお仕事なので、真剣に向き合う、そんなスタッフとご一緒したいですね。
- インタビュアー
「どこまでも、目の前のことに真剣に向き合う成田場長の姿勢に、大木牧場がこの規模まで成長するアイデンティティを感じました。
この愚直さでこれからも士幌町の酪農を大木牧場がけん引していくであろうと強く感じました!
忙しい中、インタビューにも真剣に向き合ってくれる、男気がある成田場長!ありがとうございました!」
インタビュアー
士幌町のメガファームとして、地域をけん引している大木牧場さんですが、
創業当初から、このぐらいの規模感まで目指すというような明確なビジョンがあったのですか?